YouTube はたくさんの「好き」が広がり、つながっています。その指標の 1 つは、チャンネル登録者数です。2022 年 6 月現在、登録者数 10 万人や 100 万人を超える人気チャンネルが増加しています。
なぜ YouTube の視聴シーンが広がったのか、2022 年 10 月 27 日に開催したマーケターのための YouTube の祭典「Brandcast」の発表内容から紹介します。
YouTube では多様なジャンルの動画の視聴時間が伸び続けています。
ユーザーアンケートでも YouTube ならではの価値を感じている人が多いようです。
「テレビで YouTube」さらに拡大、3,500 万人以上が利用
視聴時間が伸びているのに加え、視聴シーンも広がっています。その背景にあるのは、「テレビ画面で YouTube を見る」ことの増加と、短尺動画である「YouTube ショート」の成長です。
2022 年 5 月現在、インターネットにつながるコネクテッドテレビでの YouTube 視聴は下図の通り伸びています。
テレビならゆったりと視聴できるためか、平均視聴時間が長く、複数人で見ることが多いのも特徴の 1 つです。
そのほか大画面でより迫力のある映像を楽しみたい、リビングなどの広いスペースで家族や友人と一緒に視聴したい、あるいは大画面でメモなどを取りながら学習したい、などテレビ画面ならではの楽しみ方をする人も増えています。
ジャンル別の視聴時間の伸びからも、そうした傾向が見えてきます。
Z 世代に人気、1 日 300 億回視聴される「YouTube ショート」
またモバイルデバイスでは、新しいフォーマットとして、最大 60 秒の短尺動画「YouTube ショート」の視聴が増えています。
世界では毎月 20 億人以上のログインユーザーが YouTube を視聴しており、そのうち 15 億人以上が YouTube ショートを楽しんでいます。YouTube ショートの1 日当たりの視聴回数は 全世界で 300 億回と、2021 年比で 4 倍になっています(*1)。特に「Z 世代」と呼ばれる若者層を中心に人気を集めています。
そんな Z 世代から支持を集めている YouTube クリエイターの 1 組が「コムドット」です。YouTube 動画に加え、YouTube ショートでも動画を配信しており、チャンネル開設からおよそ 4 年で登録者数は 360 万人を超えています。
コムドットのリーダーであるやまと氏は、Z 世代にとって YouTube が「スマホを持つのと同じレベルで浸透しています」と話します。スマホで見やすい YouTube ショートの影響で、スマホネイティブな Z 世代にとってさらに親しみやすくなっているのかもしれません。「他のプラットフォームと比べて、自分で調べて適切な情報を得られる配信サービスだと思います。動画だからこそ、難しいこともわかりやすく知ることができ、若者にとってなくてはならないサービスになっていると思います」
実際、調査によると YouTube は、18 歳〜 24 歳にとって「利用できなくなると最も寂しいと感じるサービス」の 1 位にも選ばれています。
このように、コンテンツの多様化や視聴環境の変化を背景に、テレビとモバイルというまったく性質の異なるデバイスであっても、それぞれの視聴が拡大しているのが YouTube の大きな特徴です。YouTube では今後も、ユーザーの皆さまの視聴シーンの広がりに対応して、サービスの改善や新たなフォーマットの開発を続けていきます。
2022 年 10 月の Brandcast で発表した YouTube に関する最新のユーザー動向や事例は以下のページにまとめています。合わせてご確認ください。