今の生活を最大限に楽しむことも、不確実な日常を受け入れるもう 1 つの方法です。不安に駆られて生活や趣味を我慢するのではなく、限られた時間やチャンスを最大限に生かそうとしています。
そうした方法の 1 つは、ささやかなぜいたくや手頃な刺激を楽しむことです。たとえ入国審査が面倒でも、長く待ちわびていた海外での休暇は大歓迎なのです。
同時に、ここ数年よりも人々はオフラインにかなり移行しています。ライブコンサートの予定が復活し、ミシュランの星付きレストランでのディナーも再開しています。
ささやかなぜいたくと手頃な刺激
人々は、生活の中のささやかなぜいたくをあきらめるつもりもありません。高価な買い物を予算内に収める方法を探していたり、買い物を先送りしたりする人々もいますが、大多数の人々は、手頃な刺激を求めています。東南アジアの生活者の 80% が、より手頃な方法での自分へのごほうびを探してます(*1)。
やりくりしてでも旅行を再開
Google と KANTAR が日本を含むアジア太平洋地域の 6 カ国で行った調査(*2)によると、ほとんどの国で、2022 年の旅行需要は感染症の拡大以前(2019 年)の水準を上回りました。75% の人が近い将来にできるだけ多く旅行したいと言い、東南アジアの生活者の 29% は旅行をこれ以上先延ばしにしたくないと答えています。また Google と KANTAR による別調査(*3)では、旅行資金を捻出するために、日常生活での節約にも前向きであることがわかりました。
実生活をシンプルにするためにネットを使う
人々は、自分の体験を最適化するためにどの手段を使うかについて精通してきました。実生活を快適にするためにデジタルサービスをこれまで以上に幅広く利用し、節約した時間を自分にとって大切なオフラインでの体験を楽しむことに充てています。