2020 年には多くの生活者がオンラインサービスを活用しました。当初は必要に迫られて、買い物をはじめとした各種オンラインサービスを利用し始めた人々が、今では、スピード、利便性、価格などの理由で、積極的にオンラインを利用しています。
これらのデジタルシフトは、新型コロナウイルス感染症の影響による一過性のもので終わることなく、2021 年もさまざまな領域で継続しました。
実際、物理的な制限が軽減されてからも、デジタルの世界に慣れた生活者は、オンラインを選ぶようになっています。たとえば中国では、世界で初めて EC の売上高が店舗の売上高を上回りました(*1)。これに続くのが韓国で、韓国の小売売上高の 3 分の 1 弱がオンラインです(*1)。日本でも、インターネットを週 1 回以上使用している買い物客の半数近くが、リサーチと購入の両方をオンラインで行っているという結果が出ています(*2)。
オンラインビジネスの新しい潮流
感染症の影響が長期化するにつれ、企業もデジタル戦略を急激に進化させる必要に迫られました。
日本では「ライブコマース」の検索が急増
2021 年時点で、APAC の生活者の約半数が、必要なものがオンラインで買えるのであれば、店舗に行く必要はないと考えています(*3)。そしてオンラインショッピングに慣れ親しむにつれ、生活者はより進化したサービスに期待するようになっています。