この記事は 6 章構成の「2022 小売業界向けデジタルマーケティングガイド」の第 2 章です。US 版 Think with Google が 2022 年 3 月に公開した記事を基に日本語に翻訳し、編集しました。
消費者の 41% が新しいブランドを探すために Google を利用する(*1)
ブランドにとっては、潜在顧客が閲覧する可能性のある複数の場で広告が表示されるようにすることはもちろん、意味があり注目されるような真の価値を創造することが重要です。動画広告、検索広告、フィードを横断する没入感のあるコンテンツを提供することで、潜在顧客にブランドを認知してもらい、差別化につなげることができます。
動画広告で顧客とつながり、ひらめきを届ける
YouTube は単なる娯楽の発信地から、人々が学んだり、次に購入するもののヒントを得たりするために訪れる場所へと進化しました。実際、YouTube 上では毎日 10 億時間以上の動画が再生され、1 日当たりの再生回数は数十億回に上ります(*2)。
動画リーチ キャンペーン
動画リーチ キャンペーンは、できるだけ費用を抑えつつ最大限のオーディエンスにアプローチできるように支援し、ブランド認知の獲得を容易にします。
検索結果に対して回答となるページを用意する
消費者は、興味のあるカテゴリーを検索する際、必ずしも具体的な商品を想定しているわけではなく、参考としてレビューや記事を検索してから商品の購入を決めることがよくあります。実際、日米英など 16 カ国で実施した消費者対象のアンケート調査によると、何を買うかやどこで買うかを決めるまでに複数の Web サイトを閲覧すると答えた人は 61% でした(*3)。
部分一致キーワードとスマート自動入札
検索広告の部分一致を使うと、効果を見込めるすべての関連検索で表示できるため、時間を節約したり、予算の使い道を簡素化できたり、Web サイトのトラフィック増加を実現できたりします。これをスマート自動入札と組み合わせることで、目標の範囲内で、検索語句ごとに適切な入札単価を設定しやすくなります。
レスポンシブ検索広告
レスポンシブ検索広告は、創造性と機械学習のパワーを組み合わせて、関連性の高い広告表示を支援します。人々が特定のブランドや商品を念頭に置かずに Google で検索する場合、そうした検索結果に関連する広告を表示させることで、商品に注目を集めることができます。
画像表示オプション
説得力のあるビジュアルは、ブランドを差別化し、関心を引くことができます。広告効果を最適化するために、画像表示オプションで既存のテキスト広告に関連性の高いビジュアルを追加して、オーディエンスの関心と、行動を促しましょう。
ファインド キャンペーン
ファインド キャンペーンは、ブランドを発見する、あるいはエンゲージする準備ができている人々に対して、視覚と感情に訴えかけるようカスタマイズできる広告を提供します。1 つのキャンペーンで、Google と YouTube のフィード上で最大 30 億人ものユーザーにリーチできます。
似た商品やサービスを探している潜在顧客を見つける
自社のオーディエンスについて知れば知るほど、そのような人々とつながりやすくなります。したがって、広告キャンペーンで投資対効果を最大化するには、適切なオーディエンスソリューションを選ぶことが大切です。
オーディエンス ソリューション
積極的に購入を検討している人々を対象に広告を表示したいのであれば、購買意欲の高いユーザーに向けた配信設定を利用しましょう。既存顧客と似ている潜在顧客の行動を促すには、類似ユーザーが役立ちます。Web 全体で既存顧客に再度アプローチするなら、カスタマー マッチが適しています。
既存顧客に再アプローチする
カスタマー マッチを利用したTelia Norge は、既存顧客からの売り上げを 15%、コンバージョン率を 22% 増やせました。
2022 小売業界向けデジタルマーケティングガイド
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